1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 18:45:17.19 ID:TSCn7D/n0
千鶴「ごめんね?」

栄子「悪いな」

たける「イカ姉ちゃん……」

イカ娘「な、なんでこんな段ボールに……」

千鶴「海の家が経営不振でね……」

栄子「もうお前を養ってやれないんだ」

イカ娘「ちょ……」

千鶴「いい人に拾ってもらってね?」

イカ娘「待ってくれなイカ!!」

栄子「じゃあな、楽しかったぜ?」

イカ娘「嫌でゲソ!!!捨てないでくれなイカ!!!」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 18:49:13.41 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「………捨てられたでゲソ」

イカ娘「い、いや。私は地上を侵略しに来たのでゲソ!!晴れて自由の身じゃなイカ!!」

イカ娘「これからは自由気ままに地上を侵略してやるでゲソ!!」

イカ娘「あーっはっはっはっはっは!!!」

イカ娘「―――とりあえず、これからのことを考えないといかんでゲソ」

イカ娘「拠点は必要でゲソ……」

イカ娘「早苗……は危険。シンディーも危険。清美には迷惑をかけられないでゲソ」

イカ娘「……はぁ」

凛「ってことがあったのよ」

桜「へえ、そうなんですか」

凛「……ん?なんかいるわね」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 18:53:08.14 ID:TSCn7D/n0
桜「あれはなんでしょうか、姉さん」

凛「さあ。魔力は感じないし、使い魔の類じゃなさそうね」

イカ娘「これからどうすればいいでゲソ……」

凛「ちょっと」

イカ娘「わあ!?!な、なんでゲソ!?」

凛「あんた、こんな段ボールの中で膝を抱えてなにしてるわけ?」

イカ娘「べ、別になにもしてないでゲソ!!」

凛「してないの?」

イカ娘「あ、いや……地上侵略の作戦を考えていたでゲソ!!」

凛「地上侵略?」

桜「結構、恐ろしいことを考えているんですね」

凛「詳しく教えてくれない?」

イカ娘「お、お前は誰でゲソ!?」

凛「私?―――私は遠坂凛よ、よろしく」

イカ娘「私はイカ娘でゲソ」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 18:57:27.60 ID:TSCn7D/n0
桜「イカ娘?」

凛「変わった名前ね。源氏名?」

イカ娘「れっきとした名前でゲソ!!」

凛「ふうん。―――拾ってください?」

イカ娘「……」

凛「なに、あんた。捨てられたの?」

イカ娘「ち、違うでゲソ。侵略の為に古い拠点を捨てただけでゲソ」

凛「へえ、そうなの」

イカ娘「そうでゲソ」

凛「で、ここで新しい宿主を探していたわけ?」

イカ娘「そ、そうでゲソ」

凛「……」

桜「なんだが、可哀想な子ですね」

凛「こんなコスプレさせられて放置プレイとは、中々の悪魔ね」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:00:27.10 ID:TSCn7D/n0
桜「どうします、姉さん?」

凛「捨てられた猫を拾った場合、最後まで責任ももたなきゃならない」

桜「そうですね」

凛「でも、私はそういうの苦手」

イカ娘「お前ら、なんでゲソ!!用がないならどっかに言ってくれなイカ!!」

桜「……」

凛「あっそ。じゃあね」

イカ娘「え……」

桜「いいんですか?」

凛「ほっとけばいいわよ。そのうち、飼い主が連れ戻しにくるでしょうし」

桜「そうですね」

イカ娘「……」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:04:15.23 ID:TSCn7D/n0
―――遠坂邸

凛「はぁ……さてと、ちょっと籠るわ」

桜「じゃあ、私は先輩のところに」

凛「はいはーい」

桜「姉さん、ちゃんと戸締りはしてくださいね?」

凛「分かってるわよ」

桜「それでは」

凛「ええ、またね、桜」

凛「……」


―――道端

イカ娘「……どうすることもできないでゲソ」

イカ娘「結局、私は栄子たちがいないとなにもできない屑イカだったんでゲソね……」

イカ娘「うぅ……」

凛「……あら、まだいたの?」

イカ娘「!?」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:07:14.52 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「な、なんでゲソ!?」

凛「笑いにきてあげたわ」

イカ娘「はぁ!?」

凛「あはははは」

イカ娘「消えろでゲソ!!」

凛「貴女が誰かに拾ってもらえるまで見守っててあげるわ」

イカ娘「な、なんのつもりでゲソ……!!」

凛「いいじゃない。私、今日は特別暇なの」

イカ娘「……ふん!!勝手にするでゲソ!!」

凛「ええ、そうさせてもらうわ」

イカ娘「……」

凛「……」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:10:10.07 ID:TSCn7D/n0
凛「……」

イカ娘(なんでゲソ……こいつは……)

イカ娘(いつまで居座るつもりでゲソ……)

凛「……」


―――夕方

イカ娘「……」

凛「そろそろ、日が暮れるわね」

イカ娘「……お前、いつまでそこにいるつもりでゲソ?」

凛「気が済むまで」

イカ娘「そんなに私を侮辱したイカ!?」

凛「ええ。貴女のような社会的弱者をみていると、ちょっとね」

イカ娘「悪趣味でゲソ……」

凛「……ふわぁぁ」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:14:28.04 ID:TSCn7D/n0
―――夜

イカ娘「……ぐぅ……ぐぅ……はっ!?!」

凛「……」

イカ娘(ま、まだいるでゲソ……)

凛「貴女が寝ている間に十数人ほど通ったけど、不思議そうな目を向けるだけで誰ひとり声をかけようともしなかったわ」

イカ娘「……」

凛「愉快」

イカ娘「…………うぅ………ひっく………」

凛「あら?」

イカ娘「も、う……放って、おいて……く、れな……イカ……うぅ……」

凛「あ、ちょっと。何も泣くことないじゃない」

イカ娘「わ、たしは……屑でダメな……ぐすっ……うぅ……うわぁぁん!!!」

凛「あらら」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:18:15.44 ID:TSCn7D/n0
士郎「―――遠坂」

凛「やっと来たわね」

士郎「いきなり呼びだしといて御挨拶だな」

凛「士郎、この子拾ってあげて」

士郎「は?」

イカ娘「ひっく……ぐすっ……」

士郎「誰だよ、この子?」

凛「知らない。でも、本当に捨てられたみたい」

士郎「……親は?」

凛「もうここに7時間も放置されてる。希望は薄いわね」

士郎「……」

イカ娘「うぇぇん……もう……このまま……しんじゃうで、ゲソ……」

士郎「……くそ。怨むぞ、遠坂」

凛「あんたの性格に問題があるんでしょ?―――ありがと、士郎」

士郎「な……その笑顔は反則だろ……」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:23:58.20 ID:TSCn7D/n0
―――衛宮邸

士郎「ただいまー」

凛「さ、こっちよ」

イカ娘「……」

大河「おかえりー!!」

士郎「ただいま、藤ねえ」

大河「……だれ、その子?」

士郎「えっと……」

凛「衛宮くんが拾ってきたんです」

大河「………」

士郎「遠坂!!」

凛「あら、本当のことじゃない」

士郎「言葉を選べ!!」

大河「――――士郎!!!!遠坂さんや桜ちゃん、セイバーさんにライダーさんがいるのに、また女の子を増やすわけ!?!?」

イカ娘「ひっ!?」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:27:20.71 ID:TSCn7D/n0
大河「いい!!?士郎はまだ学生なの!!それがこんな無秩序に女の子ばっかりに―――」

士郎(遠坂……)

凛「さ、遠慮はしないで」

イカ娘「お、お邪魔するでゲソ……」

セイバー「……おかえりなさい、凛」

凛「ただいま」

セイバー「誰ですか?」

凛「イカ娘よ」

セイバー「は?」

イカ娘「イカ娘でゲソ……」

セイバー「それが名前ですか?」

凛「そうみたい。変わってるでしょ?」

セイバー「……ふざけているのですか?」

イカ娘「ふ、ふざけてなんか、いないでゲソ!!」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:31:00.05 ID:TSCn7D/n0
セイバー「では、どうして名を隠すのです?」

イカ娘「隠してないでゲソ。私の名前はイカ娘でゲソ」

セイバー「……凛」

凛「なに?」

セイバー「この珍獣は一体?」

凛「面白いでしょ?」

セイバー「いや……早く、元の場所に戻すべきです」

凛「まあまあ、捨てられたみたいなの」

セイバー「捨てられた……?孤児か何かですか?」

凛「そうそう。で、士郎が我慢できずに……」

セイバー「―――士郎」

士郎「なんだよ……今、やっと藤ねえの説教が終わって……」

セイバー「そこに座りなさい」

士郎「……はい」

イカ娘「……なんか居心地が悪いでゲソ……」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:35:19.28 ID:TSCn7D/n0
士郎「―――はぁ、やっと解放された」

イカ娘「……なんかすまんでゲソ」

凛「イカ娘が気にすることじゃないわ」

士郎「遠坂……」

凛「あの場で拾う決断をしたのは、士郎でしょ?」

士郎「……なんだ。なんか納得できないぞ」

凛「イカ娘はどの部屋に住まわせる?」

士郎「そうだなぁ……」

イカ娘「あ、あの!!」

士郎「どうした?」

イカ娘「ま、まだ私はここに住むって決めてないでゲソ!!」

凛「じゃあ、このまま出ていけば?別に制止なんてしないから、どうぞ」

イカ娘「……」

士郎「悪魔だ」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:38:58.15 ID:TSCn7D/n0
士郎「じゃあ、この部屋でいいか?」

イカ娘「う、うむ」

凛「お腹はすいてない?」

イカ娘「そ、そういえば……空いたでゲソ」

士郎「何か食べたいものはあるか?なんでもいいぞ?」

イカ娘「なんでも……?」

凛「こいつ、料理の腕は確かだから」

イカ娘「じゃあ、エビフライ……がいいでゲソ」

士郎「エビフライか……よし、待ってろ」

凛「私も手伝おうか?」

士郎「遠坂はイカ娘の相手をしてやってくれ。ついでに屋敷を案内してくれるとありがたい」

凛「おっけー」

イカ娘「エビフライ……♪」

凛「アイツの料理は美味しいから、期待してていいわよ?」

イカ娘「わ、分かったでゲソ!!」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:42:23.99 ID:TSCn7D/n0
凛「さてと、屋敷を案内してあげるわ。ついてきて」

イカ娘「ここは栄子の家より広いじゃないか」

凛「栄子?前の飼い主?」

イカ娘「飼い主じゃないでゲソ!!」

凛「じゃあなに?」

イカ娘「……と、ともだち……でゲソ」

凛「ふーん。あ、ここがトイレね」

イカ娘「そうでゲソか」

凛「あ、一応離れのほうも案内しておくわ」

イカ娘「わかったでゲソ」

ライダー「凛」

凛「あら、どうしたの?」

イカ娘「……」

ライダー「……誰ですか?」

凛「イカ娘よ。ここで住むことになったから」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:46:23.78 ID:TSCn7D/n0
ライダー「……」

イカ娘「な、なんでゲソ?」

凛「ライダー?」

ライダー「あなた、海から来ましたね?」

イカ娘「そ、そうでゲソ!!私は海からの使者、イカ娘でゲソ!!」

ライダー「やはり」

凛「分かるの?」

ライダー「まあ、多少は」

凛「何者か分かる?」

ライダー「詳しくは。ですが、海の守り神であることは間違いありません」

凛「ポセイドン?」

ライダー「そこまで高貴な存在ではないでしょう」

イカ娘「……なんの話をしているでゲソ?」

凛「あんたはすごいって話」

イカ娘「おお……やっと私のすごさが理解できたでゲソか!!」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:49:43.14 ID:TSCn7D/n0
ライダー「それでは」

凛「ありがとう」

イカ娘「あいつは中々わかってるじゃないか」

凛「まあ、すごい奴だからね」

イカ娘「どういうことでゲソ?」

凛「えっと、ここが私の部屋ね。勝手に入ったら、実験の道具にするから。いい?」

イカ娘「わわ……わかったでゲショ……」

凛「えらいわね」

イカ娘(一瞬、千鶴以上の恐怖を味わったでゲソ……)

凛「さてと、これくらいでいいわね。戻りましょうか」

イカ娘「う、うむ」

凛「……」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:53:38.52 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「わぁぁ……」

士郎「いっぱい食っていいからな」

イカ娘「エビフライが山盛りでゲソ……食べても良いでゲソか!?」

士郎「おう」

セイバー「……」

士郎「セイバーはもう食べただろ?」

セイバー「わ、わかっています」

イカ娘「いただきますでゲソー♪」

イカ娘「―――おいしい♪すっごくおいしいでゲソ!!!」

士郎「さんきゅ。そう言われると作った甲斐がある」

イカ娘「はむはむ……千鶴と同じぐらいの美味しさでゲソー!!」

凛「……よかったわね」

大河「しろー」

士郎「藤ねえも食べただろ?」

大河「うう……」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 19:57:31.62 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「はぁ……もう食べられないでゲソー」

セイバー「はしたないですよ。食べてすぐに寝るのは」

イカ娘「固いことは抜きでゲソー」

セイバー「ふむ」

士郎「洗い物でもするか」

大河「あ、そろそろ帰ろうかな」

凛「じゃあ、私も」

大河「送っていってあげるー」

凛「いつもすいません」

セイバー「凛」

凛「なに?」

セイバー「―――早めにお願いします」

凛「はいはい」

大河「なんの話?」

凛「いえ、なにも」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:02:18.22 ID:TSCn7D/n0
―――遠坂邸

凛「……ふう」

アーチャー「イカ娘か。面白いな」

凛「で、収穫は?」

アーチャー「相沢家にいたようだな。栄子と千鶴という姉妹がいるのはその家だけだ」

凛「そう」

アーチャー「拾っておいて返却するのか?」

凛「……」

アーチャー「無責任ではないかな?」

凛「宿を貸しただけよ」

アーチャー「ふん」

凛「さてと」

アーチャー「行くのか?」

凛「そのために調べさせたんだけど?」

アーチャー「そうか」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:06:05.60 ID:TSCn7D/n0
―――衛宮邸

士郎「セイバー、寝る前の稽古に付き合ってくれるか?」

セイバー「はい」

イカ娘「けいこって誰でゲソ?」

ライダー「人名ではありません」

セイバー「よかったら見学しますか、イカ娘?」

イカ娘「そうでゲソね。暇だし見るでゲソ」

士郎「ま、そんなに楽しいものじゃないけどな」

セイバー「こちらです」

イカ娘「わかったでゲソー」

ライダー「私は先に休みます」

士郎「ああ、おやすみ」

ライダー「はい」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:09:49.92 ID:TSCn7D/n0
―――道場

セイバー「―――はっ!!」

士郎「ぐあぁ!?」

イカ娘「なんだ、士郎は弱いでゲソね」

士郎「違う……セイバーが強すぎるんだ」

イカ娘「そんなふうには見えないでゲソ」

士郎「いやいや」

イカ娘(だが、侵略する上でいつかはセイバーとも戦わないといけないでゲソね)

イカ娘「セイバー、次は私とけいこをするでゲソ!!」

セイバー「は?」

士郎「お、おい。やめとけって」

セイバー「イカ娘。怪我をしますよ?」

イカ娘「どうしたでゲソ?もしかして怖気づいたでゲソか?」

セイバー「……む」

士郎「あ、挑発はだめだ……」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:15:39.68 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「まあ、海からの使者に勝てるやつなど、千鶴ぐらいでゲソね」

セイバー「いいでしょう」

士郎「セイバー!?」

イカ娘「ふふ、やる気になったでゲソね」

セイバー「そこまで言われたら退けません」

イカ娘「ふふ、それでいいでゲソ」

士郎「セイバー!」

セイバー「大丈夫です。手加減はします」

士郎「……セイバーの手加減は洒落にならないんだけど」

イカ娘「さあ、セイバー始めるでゲソ!!」

セイバー「どこからでもどうぞ」

イカ娘「―――はっ!!!(シュルルルルル!!!」

セイバー「なに!?」

士郎「髪の毛が伸びた!?」

セイバー「な、なんだ、これは……?!体にからみついて……!?」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:31:11.83 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「ふっふっふっふ」

セイバー「こ、これは……!!」

士郎「お前……何者なんだ!?」

イカ娘「だから、海からの使者、イカ娘でゲソ!!」

士郎「イカ娘……イカ、なのか?」

イカ娘「そーでゲソ。どうだ、驚いんたんじゃなイカ?」

セイバー「イカ……くっ……あの魔魚の親類か……!!」

士郎「なんだ……セイバーがかなり苦しんでる……」

イカ娘「あーっはっはっは!!セイバーでは私に勝てんようでゲソね!!」

セイバー「すいません、士郎」

士郎「え……?」

セイバー「相手はどうやら魔魚の化身……手加減はできません……」

士郎「あ、やめ―――」

セイバー「―――はぁぁ!!!」

イカ娘「……!!?」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:35:56.33 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「しょ、触手が……ちぎれたでゲソ……!?」

セイバー「イカ娘。貴女を侮っていた。―――手加減は不要のようです」

イカ娘「ちょ……お前、いつの間にそんな鎧を着たんでゲソ!?」

セイバー「はっ!!」

イカ娘「―――うわぁ!?!」

士郎「セイバー!!」

イカ娘「な、なんでゲソ……今、見えないなにかに叩きつけられたでゲソ……」

セイバー「貴女には見えないでしょう。この隠れた剣は」

イカ娘「何を持っているでゲソ!!(シュルルルルル!!」

セイバー「同じ手は通用しない!!」

ズバッ!!

イカ娘「な……に……?」

セイバー「さあ、覚悟してください、イカ娘」

イカ娘「ひ……」

セイバー「エクス――――」


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:40:29.57 ID:TSCn7D/n0
士郎「ストーップ!!!!」

セイバー「……士郎」

イカ娘「あ……あぁ……」

士郎「こんなに震えてるじゃないか」

セイバー「……ですが」

士郎「それにここでそれを使ったら、全部吹っ飛んじまう」

セイバー「そうですね。すいません、少々熱くなりすぎました」

士郎「イカ娘、大丈夫か?」

イカ娘「だ、だいじょうぶで……ゲショ……」

セイバー「だが深海の化物だったとは……この世界はまだまだ神秘に溢れていますね」

士郎「立てるか?」

イカ娘「うむ……」

士郎「じゃあ、汗もかいたし風呂に入って寝るか」

セイバー「そうですね」

イカ娘(死ぬかと思ったでゲソ……)


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:45:27.49 ID:TSCn7D/n0
―――浴室

セイバー「さあ、一緒に入りましょう」

イカ娘「い、いやでゲソ!!」

士郎「おいおい。勝手が違うから一緒に入った方がいいぞ?」

セイバー「私だってイカ娘とは一緒にはできれば入りたくありません」

イカ娘「士郎と一緒に入るでゲソ!!」

セイバー「な……!?」

士郎「いや……それは流石に」

イカ娘「……」

セイバー「仕方ない。士郎、イカ娘のことは頼みました」

士郎「なんでさ!?」

セイバー「私もイカ娘と共に水場にはいたくありません」

士郎「セイバー?!」

イカ娘「士郎、お願いでゲソ……」

士郎「……なんでさ」


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:48:43.31 ID:TSCn7D/n0
―――相沢宅

凛「ここ?」

アーチャー「ああ」

凛「じゃあ―――」

千鶴「―――誰ですか?」

凛「!?」

アーチャー「なんだと!?」

千鶴「……」

アーチャー(凛はともかく、何故私に気取られずに背後を……?!)

凛「……あなた、相沢千鶴さん?」

千鶴「ええ」

凛「イカ娘のことは知ってるわよね?」

千鶴「……なんでしょうか?」

凛「今からでも遅くないわ。迎えに行ってくださらない?」

千鶴「……」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:54:16.94 ID:TSCn7D/n0
千鶴「―――すいませんがお引き取り下さい」

凛「どうしてですか?」

千鶴「イカ娘ちゃんを養うだけの収入が家にはないんです」

アーチャー「貴女はイカ娘を拾ったそうだな?」

千鶴「……」

アーチャー「命を背負った者が、その重さに耐えかねて降ろすのはこの世で最も滑稽で罪深い」

千鶴「それは……」

凛「千鶴さん、お願いします。イカ娘は貴方達のもとに帰りたいと願っている」

千鶴「……」

凛「さあ、行きましょう?」

千鶴「すいません」

凛「―――なら、無理矢理にでも連れて行きますよ?」

千鶴「……できるものなら」

凛「言ったわね……!!―――くらえ!!ガンド!!!」

千鶴「……!?」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 20:58:46.19 ID:TSCn7D/n0
アーチャー「おい!!凛!!」

千鶴「―――ガンドとはね」

凛「うそ!?」

アーチャー「……無傷だと?」

千鶴「久しぶりに受けたわ」

凛「な、なによ……こいつ……」

アーチャー「下がっていろ、凛」

凛「アーチャー!?」

アーチャー「どうやら、只者ではなさそうだ」

千鶴「……」

アーチャー「戦う前に訊ねておこう。―――何故、背負いきれない命を軽々しく背負った?」

千鶴「……あのときは、経営も上手く行っていて」

アーチャー「言い訳か……見苦しい。助けたのなら、その者が果てるまで助ける覚悟を持て。馬鹿者」

千鶴「―――あなたに何がわかるの!?」

アーチャー「む!?」


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:04:30.90 ID:TSCn7D/n0
凛「アーチャー!?」

千鶴「私だって……本当は……!!」

アーチャー(こ、こいつ……ただの出刃包丁で私を圧倒するか……!!)

千鶴「はっ!!」

アーチャー「ぬぅぅ!?」

凛(嘘でしょ!?サーヴァントが人間に押されてる!?)

アーチャー「……やるな」

千鶴「……帰ってください」

アーチャー「それはできんな。貴様はもう一度、あの命を拾うまでは刃を納める気にならん」

千鶴「……なら、力尽くで!!」

凛「アーチャー!?」

アーチャー「熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)!!」

千鶴「……!?」

アーチャー「貴様では越えられんよ」

千鶴「―――はぁぁぁぁ!!!!」


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:07:32.81 ID:TSCn7D/n0
アーチャー「な、に……!?」

バリン!!

千鶴「一枚……!!」

凛「ちょ……!?」

バリン!!

千鶴「二枚……!!」

アーチャー「な、なんだ、こいつは……!?」

バリン!!

千鶴「三枚……!!」

アーチャー「くそ!!」

千鶴「やぁああああ!!!」

バリン!!バリン!!バリン!!バリン!!!

千鶴「―――もう終わり?」

アーチャー「……こいつ……!!」

凛「―――アーチャー、魔力を回すわ!!」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:13:16.68 ID:TSCn7D/n0
アーチャー「ちっ!人間相手にこれを使うか……!?」

千鶴「もう……帰ってください!!!」

アーチャー「I am the bone of my sword.」

千鶴「まだ、小細工を?」

アーチャー「Steel is my body, and fire is my blood.」

千鶴「せぇぇぇい!!」

凛「――――Das Schliesen.Vogelkafig,Echo」

千鶴「!?」

凛「Fixierung,EileSalve――――!」

ドン!!ドン!!ドン!!

千鶴「くっ!?ガンドの飛礫!?」

アーチャー「―――So as I pray, unlimited blade works.」

ゴォォォォ!!!

千鶴「―――固有結界!?」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:19:18.54 ID:TSCn7D/n0
アーチャー「……千鶴。諦めろ」

千鶴「……まだ、わからないわ」

アーチャー「何故、素直にならん。本心では既にイカ娘のことを―――」

千鶴「やめて!!」

アーチャー「ならばもう何も言うまい」

千鶴「……」

アーチャー「千鶴……これで終わりだ」

千鶴「―――はぁぁぁぁ!!!!」

アーチャー「―――はっ!!」

千鶴「……」

アーチャー「……これだけの宝具を捌くことはできなかったな」

千鶴「……ふふ……残念……」

ドサッ

アーチャー「……」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:23:49.28 ID:TSCn7D/n0
凛「あ、結界が……」

凛「―――え?」

千鶴「返すわ」

アーチャー「」

凛「アーチャー!?」

千鶴「所詮はフェイカー。本物には勝てないわ」

凛「くっ……!?」

千鶴「帰ってくださる?」

凛「……それがいいみたいね」

千鶴「……」

凛「また来るわ」

千鶴「もう来ないで」

凛「それはできない相談ね」

千鶴「……」

凛「じゃあね」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:27:08.83 ID:TSCn7D/n0
―――衛宮邸

イカ娘「はぁ……良いお湯だったでゲソ」

士郎「……」

イカ娘「どうしたでゲソ?顔が赤いでゲソよ?」

士郎「なんでもない。見ないでくれ」

イカ娘「……?」

士郎(俺はロリコンじゃない……俺はロリコンじゃない……)

イカ娘「……士郎?」

セイバー「士郎、凛です」

士郎「え?こんな時間にか?」

セイバー「居間のほうへ」

士郎「わかった」

セイバー「イカ娘も」

イカ娘「わ、わかったでゲソ」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:32:32.17 ID:TSCn7D/n0
士郎「遠坂、どうし―――」

凛「士郎、今からでかけるわよ。セイバーも支度して」

セイバー「は?」

士郎「遠坂、どうしたんだ?」

凛「負けっぱなしは癪なの」

士郎「……なにがあったんだ?」

イカ娘「凛、怖いでゲソ……」

凛「イカ娘、千鶴って何者なの?」

イカ娘「え……会ったんでゲソか?」

セイバー「どういうことです?」

凛「アーチャーが負けたの……ただの人間に」

セイバー「何をバカな。高名なメイガスならいざ知らず、人間にサーヴァントが遅れを取るなど……」

凛「……」

士郎「本当、なのか?」

セイバー「……それは異常ですね」


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:37:37.92 ID:TSCn7D/n0
凛「総力戦よ」

士郎「それって……」

桜「―――姉さん、来ましたよ?」

ライダー「戦闘ですか?」

イカ娘「おぉぉ!?桜、なんでゲソか?!その黒い服は!?」

凛「アイツの固い頭を柔らかくしてやるわ!!」

士郎「本気、なんだな?」

凛「セイバーとライダーがいれば流石になんとかなるでしょう」

セイバー「わかりました」

ライダー「尽力しましょう」

凛「……」

士郎「おい、なんか目的が違うんじゃないか?」

凛「とりあえず目を覚まさせてやるわ」

イカ娘「な、なにが始まるでゲソ……?」

桜「―――今夜だけの聖杯戦争です」


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:41:55.13 ID:TSCn7D/n0
―――相沢宅 付近

凛「向こうに見える家がそうよ」

セイバー「何故、こんなにも距離を?」

凛「アーチャーが背後を取られたの」

ライダー「なるほど。それで警戒して」

士郎「その千鶴ってなにものだよ」

桜「怖いですね」

イカ娘「………あ、あにょ……」

凛「静かにして」

イカ娘「う、うしろ……」

凛「なによもう―――」

千鶴「……もう来るなんて。流石に迷惑ですよ?」

セイバー「バカな!?―――下がってください、士郎、桜!!」

ライダー(まるで気配を感じなかった。アサシンのよう)

千鶴「……イカ娘ちゃん……」


118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:46:58.40 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「ち、千鶴……」

凛「相沢千鶴さん……いい加減にイカ娘を―――」

セイバー「危ない!!」

士郎「え?」

キンッ!!

凛「……っ!?」

ライダー「電光石火の投擲ですね」

セイバー「包丁……これを高速で投げるとは……」

桜「姉さん?!」

凛「そう……話合う余地はないと?」

千鶴「帰ってください……イカ娘ちゃんをよろしくおねがいします」

イカ娘「……千鶴……私は……」

千鶴「―――帰って!!!」

ライダー「来ます!!」

桜「援護するから、ライダー!!」


120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:51:35.99 ID:TSCn7D/n0
ライダー「はっ!!」

千鶴「無駄」

ライダー「くっ!?」

桜「Es befiehlt―――Mein Atem schliest alles……!」

千鶴「黒い影……!?」

凛「――――Acht……!」

千鶴「―――ちっ!!」

ライダー「逃げられませんよ……!!」

セイバー「はぁぁぁ!!!」

イカ娘「千鶴!!!」

ドォォォォォン!!!

凛「流石に―――」

桜「あ……」

士郎「桜!?」

千鶴「まずは一人目……」


130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 21:56:27.51 ID:TSCn7D/n0
ライダー「桜!?」

千鶴「……」

イカ娘「や、やめるで……ゲソ……」

ライダー「きさまぁぁぁ!!!」

セイバー「ライダー!!熱くなってはいけない!!」

ライダー「騎英の手綱(ベルレフォーン)!!!」

千鶴「……!!」

士郎「イカ娘、こっちだ!!!」

イカ娘「千鶴!!にげるでゲソ!!!」

ライダー「はぁぁぁ!!!!」

千鶴「―――甘い!!」

ライダー「!?」


セイバー「ライダー!?」

凛「うそ、でしょ……」

千鶴「二人目……」


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:00:28.30 ID:TSCn7D/n0
士郎「桜とライダーが……?!」

イカ娘「あぁ……みんな殺されるでゲソ……」

セイバー「……千鶴」

千鶴「……」

凛「何者なの……あんた?」

千鶴「……」

セイバー「凛、下がってください」

凛「イカ娘をどうしてそこまで拒絶するの?」

千鶴「もう、決めたんです。これ以上、惑わせないで」

凛「ちっ……どこまで強情なんだか」

千鶴「やぁぁぁ!!!」

セイバー「くぅ!?」

千鶴「……」

セイバー(な、なんて圧だ……ありえない……!!)

イカ娘「千鶴……もう……やめなイカ……」


139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:04:35.39 ID:TSCn7D/n0
セイバー「せい!!」

千鶴「つっ!?」

凛「こうなったら……宝剣を……」

士郎「遠坂、流石にそれは!?」

千鶴「あああぁあああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

セイバー「凛!!!」

凛「こっち!?」

セイバー「セクス―――」

千鶴「……!?」

士郎「住宅街は狙うな!!!」

セイバー「――――カリバー!!!!!」

千鶴「―――」

オォォォォォォォン!!!

凛「―――流石に」

セイバー「…………馬鹿、な……」


156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:11:03.53 ID:TSCn7D/n0
千鶴「―――三人目」

セイバー「く……そ……」

士郎「セイバー!!!」

凛「……」

千鶴「もういいでしょう?帰ってください」

凛「……どうして貴女の言うことを聞かないといけないの?」

千鶴「……」

凛「宝石剣で……」

千鶴「―――させない!!」

凛「!?」

イカ娘「―――やめるでゲソぉぉぉぉ!!!!」

千鶴「……っ」

士郎「イカ娘……」

イカ娘「千鶴……それ以上は許さんでゲソ……」

千鶴「イカ娘ちゃん……」


160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:15:48.19 ID:TSCn7D/n0
イカ娘「千鶴……みんないい奴だったでゲソ……」

千鶴「……」

イカ娘「……もう、私は……」

士郎「千鶴さん……これ以上、イカ娘を拒絶するのはやめましょう」

凛「……」

千鶴「……て」

イカ娘「士郎……」

士郎「この子は心から貴女のところに―――」

千鶴「やめて!!!」

士郎「!?」

凛「―――ガンド!!」

千鶴「ぐっ!?」

凛「士郎!!一発、でかいの食らわせて!!目を覚まさせるの!!」

士郎「―――投影・開始」

千鶴「……まだ、やる気……!?」


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:19:29.41 ID:TSCn7D/n0
千鶴「―――させない!!!」

凛「―――やらせるか!!」

千鶴「ぐぅ!?」

凛「中国拳法って知ってる?」

千鶴「邪魔を……!!」

士郎「はぁ……はぁ……」

イカ娘「士郎……」

士郎「悪い。その触手で体を支えてくれるか?」

イカ娘「わ、分かったでゲソ」

士郎「ありがとう」

千鶴「どいてぇ!!」

凛「がぁ!?」

士郎「千鶴さん……終わりにしましょう」

イカ娘「千鶴……」

千鶴「それは……?!」


168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:22:52.62 ID:TSCn7D/n0
士郎「いくぞ、イカ娘」

イカ娘「うむ」

千鶴「―――あぁぁぁ!!!」

ライダー「させません!!」

千鶴「な!?鎖が……!?」

士郎「エクス―――」

千鶴「……!?」

イカ娘「―――カリバァァァァァでゲソォォォォ!!!」

千鶴「―――」

オォォォォオオオオオン!!!!


士郎「……」

イカ娘「……」

千鶴「…………」

凛「うそ……まだ、立ってる……」

千鶴「――――負けたわ」


171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:26:13.00 ID:TSCn7D/n0
凛「千鶴」

イカ娘「千鶴……」

千鶴「ごめんなさい……イカ娘ちゃん……」

凛「はぁ……」

士郎「ほら、イカ娘」

イカ娘「千鶴……私、頑張るでゲソ……だから、捨てないでほしいでゲソ……」

千鶴「………うん」

凛「はい、これ」

千鶴「こ、れは……?」

凛「宝石。なんかの足しにはなると思うわ」

千鶴「……」

士郎「最初からそうしろよ」

凛「ちゃんと自分の気持ちがわかっていないと、また同じことを繰り返すでしょ?」

千鶴「いいんですか……?」

凛「大事に使ってよね?」


174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:29:32.40 ID:TSCn7D/n0
士郎「セイバー、大丈夫か?」

セイバー「は、い……なんとか」

千鶴「本当にすいませんでした」

ライダー「人間に敗れるとは夢にも思いませんでした」

セイバー「我々ももっと精進せねば……」

桜「うぅ……」

凛「ほら、しっかり」

士郎「イカ娘、元気でな」

イカ娘「―――士郎」

士郎「ん?」

イカ娘「エビフライ……本当にうまかったでゲソ」

士郎「ああ、また食べにきてもいいからな?」

イカ娘「必ず、行くでゲソ!!」

士郎「じゃあな」

千鶴「ありがとうございました」


176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:33:40.99 ID:TSCn7D/n0
―――数日後 衛宮邸

士郎「うーん……」

セイバー「……」

凛「ふわぁぁ」

桜「ライダー、お茶いる?」

ライダー「はい。頂きます」

イリヤ「シロー、おちゃー」

イカ娘「ゲソー」

士郎「はいはい」

大河「……」

士郎「どうぞ」

イリヤ「かんぱーい」

イカ娘「ゲソー♪」

凛「仲良いわね」

大河「……どういうこと?」


178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:38:19.13 ID:TSCn7D/n0
士郎「なにが?」

大河「どうしてイカ娘ちゃんが平然とここにいるの?」

士郎「ああ、千鶴さんから頼まれて経営が安定するまで預かってほしいって」

大河「……」

セイバー「つまり、あの戦いは無意味だったと」

凛「まあ、また迎えにくるって約束だし、以前とは状況が違うわね」

イリヤ「イカ娘、次なにしよっか?」

イカ娘「んー」

ライダー「……士郎は本当にモテますね」

イカ娘「あ、士郎とお風呂にはいらなイカ?」

セイバー・凛・桜・ライダー「……!!」

イリヤ「おお」

士郎「おいおい……」

イカ娘「士郎、早速―――」

セイバー「だめです!!」


181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/18(火) 22:43:26.95 ID:TSCn7D/n0
ライダー「ええ、それは許されない」

凛「イカ娘?超えてはいけないものが地上にはあるのよ?」

桜「はい、姉さんの言う通りです」

イカ娘「でも。一回、入ってるゲソよ?問題はないでゲソ」

セイバー「あれは非常事態だったからで……」

イリヤ「あれー?お兄ちゃん、顔赤いけど?」

士郎「あ、いや……これは……」

イリヤ「ふーん。シロウってやっぱり、そう言う趣味だったんだぁ……」

士郎「こ、こら!!何を!!」

イカ娘「どういう趣味でゲソ?」

イリヤ「私とイカ娘みたいな女の子がタイプなんだって」

イカ娘「おお!!それは好都合じゃないか!!―――さ、一緒に入るでゲソ♪」

凛「ロリコン」

桜「先輩……胸があるほうが嫌なんですね……!!」

士郎「なんでさぁぁぁぁぁ!!!!」
                         FIN