1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/23(金) 00:09:50.34 ID:mpFwqe+A0
ラジ館 屋上

ウィーーーーーーーン

シュゥゥン…

ガチャ

鈴羽「よっ…」タン

鈴羽「おおー、ここが2010年の秋葉原かー」キョロキョロ

鈴羽「おっと、おじさんに連絡しないと」

ピッピッピッ

プルル プルル ガチャ

鈴羽「あ! オカリンおじさん? 鈴羽だよ~!」

鈴羽「はあ? ディストピア? 第三次世界大戦? ・・・なに言ってんの?」

鈴羽「よくわかんないけど、今からそっちいくよー! いいよね!」

ピッ

鈴羽「あ、ちゃんとタイムマシンを隠さないと」

ペタペタペタ


3 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 00:18:26.14 ID:mpFwqe+A0
あ、シュタゲと日常のクロスSSです


6 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 00:20:15.76 ID:mpFwqe+A0
時定高校 廊下

みさと「ちょっと笹原! こういうことされると迷惑なんだけど!」

笹原「どうしたのだ、立花みさとよ。朝からかしましいな」

みさと「あんた自分が何やったか覚えてないの!? ほら、これ!」

笹原「おお、それは私のハンカチではないか。拾ってくれたのか?」

みさと「~~~~!」///


ドーン!


みさと「べっ、別にそんなんじゃないんだから! 学校の廊下にゴミを捨てるなって言ってるのよ!」///

笹原「」

執事「………」フキフキ

笹原「ともかく、手を煩わせてすまなかったな。感謝する」

みさと「ふ、ふん! 今度から気をつけてよね!」///


ウェボシー「朝からアツアツだなー」

フェっちゃん「ヒューヒュー」


9 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 00:27:03.12 ID:mpFwqe+A0
未来ガジェット研究所

鈴羽「こんちわーっ、オカリンおじさん!」

岡部「本当に鈴羽なのか!?」

鈴羽「ホントのホントに鈴羽だよー 電話でも言ったでしょ?」

岡部「鈴羽が2010年に来たということは…何か未来で問題があったのか!?」

岡部「これではシュタインズ・ゲートに至った意味が…いやSGだからこそ起こりうるのか…!」

鈴羽「しゅたいんずげーと?が何かはよく知らないけど、私はただ遊びにきただけだよー」

岡部「遊びにきたって…そんなに軽々しくタイムマシンを使うものでは…!」

鈴羽「あーはいはい。未来のオカリンおじさんとおんなじ事言ってるよー」ウンザリ

鈴羽「とりあえず、2035年は割と平和なものだから心配しなくていいよ」

岡部「しかし鈴羽が過去にくることで未来が変わる可能性が…」

鈴羽「だから大丈夫だってば! アトラクタフィールドによって収束するから、多少は大丈夫だって言ってたよ」

岡部「そうだが… それは誰が言ったのだ?」

鈴羽「それは…ってこれは禁則事項です☆」

岡部「おいそれはべつのひとだ」


13 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 00:35:33.81 ID:mpFwqe+A0
岡部「禁則事項とはどういうことだ?」

鈴羽「言っちゃダメなのはダメなのー」

岡部「まあ無理にとはいわんがな…」

岡部(鈴羽がタイムマシンで2010年に来て世界線が変動した場合、俺のリーディングシュタイナーが発動するはずだが、それはしていない…)

岡部(それはつまり、鈴羽のタイムトラベルは未来に影響を与えず、2035年は平和のままだということだ)

岡部(ならば何もいうまい)

鈴羽「ところで他の人はいないの? まゆりおばさんとか、父さんとか!」

岡部「まっ、まゆりおばさん…」

岡部「…未来でも、まゆりは『トゥットゥルー』って言っているのか?」

鈴羽「え、言ってるよー普通に」




まゆり(41)「トゥットゥルー☆ まゆしぃです♪」




岡部「oh...」


14 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 00:44:31.44 ID:mpFwqe+A0
岡部「ま、まゆりは学校があるからまだいないし、ダルはイベントがあるとかなんとか言ってたぞ」

岡部「終わり次第ふたりとも来ると思うが…」

鈴羽「ふーん、そうなんだ」

鈴羽「残念だけど、ちょっと用事があるから会えないね」

岡部「もう行ってしまうのか」

鈴羽「うん。でも一週間位はこっちにいる予定だから、きっとまた会えるよ」

岡部「そうか」

岡部「しかし2010年に用事とは一体何なんだ」

鈴羽「ん~… それも言えないなー」

岡部「そうか…」

鈴羽「それじゃ、結構時間もかかるから行ってくるね」

岡部「? この近くではないのか」



鈴羽「うん、ちょっと群馬まで行ってくるよ。じゃーねー♪」


15 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 00:52:00.22 ID:mpFwqe+A0
時定市 青春土手

笹原(立花みさとはどうしてああも怒りがちなのか…)

笹原(全く見当がつかないな)

笹原(もっとも、ハンカチを落とした私の過ちもあろうが)

笹原(その度に粉まみれになるのは勘弁したいものだ)

笹原(………おや、夕日が川面に映って実に風流ではないか)

笹原「うむ、一句捻るとするか」

笹原「ここで待っているのだぞ、コジロウよ」

コジロウ「メェ~」

スタスタ

笹原(…………ふむ)

笹原「ここで一




「のわああああああああああ!!」


18 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 00:59:01.53 ID:mpFwqe+A0
鈴羽「あああああああああああ!!」ゴロゴロゴロゴロ

笹原「ん? …ってうおおおっ!?」



ドンガラガッシャーンゴロンドテンバギンヌルポスッテンテン



鈴羽「あ痛たたたた……なんで道の真ん中にヤギがいんのさ……!」

笹原「」

鈴羽「って、君! 大丈夫!?」

笹原「…あ、ああ、なんとか、な……それよりもご婦人…」

鈴羽「?」


ムニュ


笹原「…あまり女性が胸部を押し付けるのは、どうかと…」

鈴羽「!? きゃああ!」バキッ

笹原「」


20 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 01:03:25.73 ID:mpFwqe+A0
宣伝ですが、前作の

紅莉栖「………」ギーコギーコ なの「ネ、ネジ回さないでください~」

っていうのを読んでいただけると、より面白く感じられると思います
アフィと思われたら嫌なのでうらるは張りません

読まなくても大丈夫です



23 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 01:11:24.21 ID:mpFwqe+A0

笹原「……なるほど」

笹原「確かに、コジロウを道の真ん中に待たせていたのはこちらの過失だ」

笹原「それについては謝罪しよう」

鈴羽「ホントだよ、全くあのヤギのせいで、私のMTBが壊れちゃったんだから!」

鈴羽「大事にしてたのに!」プンスカ

鈴羽「ていうか高校生がヤギ連れて歩いて時点でどうかと…

笹原「御仁」

笹原「笹原コジロウと呼ぶわけにはいくまいか」

鈴羽「今は」


鈴羽「ヤギだ」



コジロウ「メェー」



24 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 01:21:10.69 ID:mpFwqe+A0
鈴羽「ともかく、修理費は弁償してもらうから」

笹原「うむ、了解した」

鈴羽「あーあ、どうしよう。一週間しかこっちにいれないのに…MTBがないとアキバにも帰れないし…」

笹原「…ご婦人、もしや今日の宿にお困りか」

鈴羽「まあ困ってると言えば困ってるけど」

笹原「だったら、私の家に来るといい。幸いなことに部屋が余っているし、食事もこちらで出そう」

鈴羽「え? 本当にいいの!?」

笹原「ああ勿論だとも。厚くもてなさせて頂こう」

鈴羽「やったー! 野宿するつもりだったから、超ラッキーだよ!」ダキッ

笹原「だから胸部を押し付けるなと…」




キャー!  バキッ


みさと「……………」プルプル…


26 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 01:29:34.67 ID:mpFwqe+A0
ウェボシーの家

ピンポーン

ウェボシー「はーい」

ガララ…

ウェボシー「おー、みさとじゃん…って泣いてんの?」

みさと「うう………」グスッ


~~~~~~~~~~


ウェボシー「……なるほど、あの笹原がねー」

フェっちゃん「そんなことより、なんで私まで呼び出されんのさー」ブツブツ

ウェボシー「親友が泣いてんだから、駆けつけるのが当たり前でしょーが」ポカッ

フェっちゃん「ふぇー」

みさと「ごめんね………」グスグス

フェっちゃん「あのみさとがこんなんになるなんて、笹原くんも罪作りだなー」


28 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 01:38:49.31 ID:mpFwqe+A0
ウェボシー「でも笹原の奴がそんな女たらしだとはおもえないんけど…なんかの見間違いじゃないでしょーね」

フェっちゃん「そんなんで悩むんだったらーさっさと告白しとけばよかったのにねー」

みさと「! わ、わ、わたしとさっ、笹原は別にそんなんじゃないんだからっ……!」カーッ///

みさと「た、ただ単に幼なじみのあいつが他の人にメーワクかけてないか心配なだけよ!」

フェっちゃん(あちゃー…)

ウェボシー(こりゃ重症だ)

みさと「な、なによっ……」///

フェっちゃん「なんでもないよー」

ウェボシー「みさとよ、二人が抱き合って時、その女は上になってたんだろ?」

みさと「う、うん…」

ウェボシー「だったら、こうも考えられないか?」

ウェボシー「笹原はその女に襲われていただけだった」

みさと「!」


29 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 01:47:13.82 ID:mpFwqe+A0
みさと「確かに… 笹原に女の人をたぶらかす度胸あると思えないし」

みさと「そう考えたほうが自然ね…!」

ウェボシー「だろ? だから、お前が笹原を助けてやるんだよ」

みさと「でもどうやって…」

ウェボシー「そりゃお前、こう、その女にガツンと一発入れてやればいいんだよ」

フェっちゃん「ふぇー。ウェボシーってば過激~」

みさと「で、でも……」

みさと「私が笹原を助けてあげる必要ないし…」

ウェボシー「ばっか、みさと達は幼なじみだろ? その義理があるじゃないか」

みさと「!」

みさと「そ、そうよね… 幼なじみなんだから、助けてあげなきゃダメよね…!」

みさと「義理だからね…! 笹原の奴、人にメーワクかけてばかりなんだから…!」

みさと「あの女の次には笹原をとっちめてやるんだから…!」

フェっちゃん(おお~、ウェボシーは策士だね~)

ウェボシー(むふふ、引いては本人たちのためになるしねー)ニヤニヤ


30 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 01:57:24.74 ID:mpFwqe+A0
未来ガジェット研究所

まゆり「オカリーン、トゥットゥルー☆」

岡部「おお、まゆりよ、実は…」

岡部(おっと、この世界線ではまゆりは鈴羽のことを知らないんだった)

まゆり「? なにー、オカリン?」

岡部「あ、いや何でもない」

まゆり「変なオカリンー」

岡部「………」

岡部「ところでまゆりよ……」

まゆり「?」

岡部「その、……トゥットゥルーっていうのはずっと言うつもりなのか?」

まゆり「………」

まゆり「トゥットゥルー☆」


岡部「……」

岡部「oh...」


32 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 02:10:35.50 ID:mpFwqe+A0
笹原の家

鈴羽「君って、変に丁寧な言葉使うし召し使いみたいなのもいるから」

鈴羽「さぞ凄い家に住んでるのかなと思ったら、まさか普通の農家とは……」

笹原「別段、農家の長男が武家言葉を使おうが召し使いを抱えようが構うまい」

鈴羽「それはそうだけど…」

笹原「さあ、ここがご婦人の部屋だ」

鈴羽「お~結構広いね」

笹原「7時に食事だから、その時にまた来る」

鈴羽「ありがとー」

鈴羽「ところで、さっきから私のことご婦人って呼んでるけど」

鈴羽「私はちゃんと橋…阿万音鈴羽って名前があるんだから」

笹原「ふむ失礼、私は笹原幸治郎という」



鈴羽「よろしく、笹原幸治郎」

笹原「ああ、阿万音殿よ」


34 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 02:18:44.56 ID:mpFwqe+A0
翌朝 時定高校 正門前

みさと「…ったく! あいつったら、いっつも遅刻ギリギリなんだから!」ウロウロ

フェっちゃん「このままだと私たちもホームルーム遅れちゃうよー」

ウェボシー「そうだなぁ……みさとはどうする?」

みさと「わっ……私はまだ残ってるわよ…」

ウェボシー「ん、そっか。じゃあ私たちは行くね」

フェっちゃん「笹原くんが他の人にとられないようにがんばってねー」

みさと「う、うるさい!」///

フェっちゃん「わー逃げろー」タッタッタッ

みさと「もう、フェっちゃんったら………!」プンスカ

みさと「………」

みさと(笹原………早くこないかな)


38 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 02:30:44.48 ID:mpFwqe+A0
通学路

鈴羽「………ねぇ、他の生徒がいないみたいなんだけど、これって遅刻じゃないの?」

笹原「これがコジロウの全速力なのだ、仕方あるまい」

コジロウ「………」モシャモシャ

鈴羽「そ、そうなんだ…」

鈴羽(これは突っ込んだらダメなところなのかな……っていうか今も立ち止まって草食ってるし)

笹原「ところで、阿万音殿はどうして我が学舎を見たいと?」

鈴羽「ん、ただ2010年の学校ってどんなのかなーって思っただけだよー」

笹原「まるで自分が過去や未来から来たような口振りだな」

鈴羽「実はね……私、2035年から来たんだ…」ボソッ

笹原「………フッ」



笹原「ぬかしおる」ドッ


39 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 02:38:00.41 ID:mpFwqe+A0
鈴羽「ええー! 本当なんだってばー!」

笹原「ああ、信じているとも」プフーッ

鈴羽「わ、笑われた!」

笹原「しかしまあ、未来人に会えたなんて実に運命的ではないか」

笹原「そういう未知との遭遇の期待…それが私たち人間のような矮小な存在に」

笹原「大きな発展や発明をもたらすのだな…」

笹原「そしてそんな期待をくれた阿万音殿は素晴らしいと思うぞ」プフーッ

鈴羽「あ、ほら。やっぱり笑ってるじゃん!」

笹原「いやいや、そんなことはないとも……ほら、学舎に着いたぞ」

笹原「む、あれに見えるは学友の立花みさとではないか」

笹原「何やら様子が変だが…」



みさと「……………」ワナワナ


41 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 02:45:49.73 ID:mpFwqe+A0
みさと「…………!」ガチャン!

鈴羽(あれは…………カラシニコフ!?)

鈴羽「危ない!」バッ

笹原「ぬおっ!?」ドンッ


ダダダダダダダダダダッ!


みさと「!?」

みさと(………手応えがない!?)スッ

みさと「チィッ」ピンッ

鈴羽(次は手榴弾かっ!)バッ

笹原「ぬおおっ!?」ゲシッ


バンッ!



42 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 02:55:24.94 ID:mpFwqe+A0
鈴羽「笹原幸治郎はここに隠れてて!」

笹原「ま、待て…! 立花みさとが撃っているのは…!」



鈴羽(まさか、2010年の高校で実戦があるなんて思いもしなかった!)

鈴羽(あっちは突撃銃一丁に手榴弾…)

鈴羽(対して、こっちは丸腰…しかし相手の照準は甘い!)




みさと(あの女、やるわね……!?)ダダダダダダダ

みさと(こちらの奇襲に対応するなんて……!)

みさと(しかしこのまま、弾数で押しきれば……)


鈴羽みさと(この死合……)


鈴羽みさと(勝てる!!)


43 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 03:03:27.36 ID:mpFwqe+A0
ダダダダダダダダダダッ!

カチンッ

みさと(くそっ、弾切れっ!)

みさと(リロードを…!)シャコン


鈴羽(いまだっ!)

鈴羽「…!」タタタタタッ


みさと(こいつ…早い! リロードが間に合わない!)ガチャン

みさと「くっ!」スッ


鈴羽「フッ!」ブオンッ!

みさと「うっ…!」ガン!

鈴羽(木刀で受け止めた!?)

鈴羽(まだ武器を隠し持っていたなんて!)


44 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 03:14:52.51 ID:mpFwqe+A0
みさと「ぐうっ…」

みさと(なんっつー重い蹴り……!)

みさと(この女……できるっ)

鈴羽(こいつ、筋肉はあまりない…)

鈴羽(それならっ)

鈴羽「らぁっ!」ブオンッ

みさと「うっ」ガン! ビリビリ

みさと(さっきよりも重…いっ…!)

鈴羽「ほらぁっ! 力が抜けてるよっ!」ドゴォッ!


みさと(木刀がっ━━━━━)


鈴羽「…………あたしの勝ちだね」シュッ


みさと(喉元にっ……手刀っ……!)


46 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 03:24:30.30 ID:mpFwqe+A0
みさと「うっ………」

鈴羽「君も中々強かったけど、まだまだ狙いがブレすぎてるね」

鈴羽「連射するにはそれなりの筋力をつけないと……って」

みさと「うっ………うっ………」ポロポロ

鈴羽「…………なんで泣いてんのさ…」

みさと「ふえぇぇぇぇん……」ボロボロ

ガサッ

笹原「みさとよっ、怪我はないかっ!」

みさと「うっ……うっ……」ボロボロ


みさと「……笹原のバカァッ!!」バン


笹原「」


48 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 03:35:50.06 ID:mpFwqe+A0
みさと「…………っ!」タタタ



鈴羽「……いっちゃった」

鈴羽「ところでだいじょーぶ?」

笹原「……ああ、大丈夫だとも。なぜなら、あ奴が撃っていたのは」モクモク

鈴羽「実弾じゃないって言いたいんでしょ、知ってるよ」ニコッ

鈴羽「こんなとこでそんなもの、ぶっ放すわけないじゃん」

笹原「そうか…」モクモク

執事「………」フキフキ

鈴羽「ところで、さっきのは知り合い?」

笹原「うむ、相違ない」スチャ


49 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 03:47:38.90 ID:mpFwqe+A0
鈴羽「君も変なやつと思ったけど」

鈴羽「君の友達もなかなか変わってるね」

笹原「貴女もな。立花みさととやりあえる人などそうはいなかった」

鈴羽「? 他にもいるの?」

笹原「ああ」

鈴羽「…へえ、闘ってみたいな」ニヤリ

笹原「私から言うのも何だが、やめたほうがいい。その人は一度、剣道で全国一…」


キーンコーン カーンコーン

笹原「ふむ、そろそろ行かなくては。去らばだ、阿万音殿」

鈴羽「そうだね、それじゃ」


52 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 04:03:21.17 ID:mpFwqe+A0
未来ガジェット研究所

ガチャ

ダル「うーっす」

岡部「おお、ダル」

まゆり「ダルくん、トゥットゥルー」

ダル「あれ、牧瀬氏いないんだ」

岡部「うむ、どこかの大学で講演の依頼を受けたそうだぞ」

ダル「へぇ~、流石天才脳科学者だお。僕らとはわけが違うわな」

ダル「ってオカリン。冷蔵庫にドクトルペッパーしかねーんですけど。コーラ買っといてってメールしたよね…」

岡部「残念だったなダァルよ…、この俺がドクペ以外の炭酸飲料…特に天敵のコーラなど補充するわけがないだろう! フゥーハハハ!」

ダル「死ね。氏ねじゃなくて死ね」


53 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 04:13:47.64 ID:mpFwqe+A0
時定市

紅莉栖「………ふぅ」

紅莉栖(これで朝の講演は終わったけど、夕方の講演までヒマだな…)

紅莉栖(内容も同じだから、何も用意するものはないし…)

紅莉栖(……漫画喫茶でも行こうかな)

ポンポン

紅莉栖「?」クルッ

鈴羽「あ、やっぱり紅莉栖おばさんじゃん」

紅莉栖「紅莉栖……おば、さん…?」ピクピク


54 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 04:22:57.72 ID:mpFwqe+A0
紅莉栖「貴女がどうして私の名前を知ってるかは知らないけど……」ピクピク

紅莉栖「わ、私はまだ……」



紅莉栖「私はまだ、ピチピチの18歳じゃあああああああ!!!」バチーン

鈴羽「ぶべらっ!」



紅莉栖「開頭して前頭葉摘出してやろうか! あぁん!?」

紅莉栖「二度と話し掛けんなっ!」プンスカ

ドシドシドシ


鈴羽「き、効いた~…」ヨロヨロ

鈴羽「ま、まあこれで目的を1つ達成したから良しとするか…」ヨロヨロ


56 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 04:32:34.60 ID:mpFwqe+A0
時定高校 教室 昼休み

フェっちゃん「……ウェボシー、話しかけてきてよ」

ウェボシー「そこで私に振るかぁ~…」

フェっちゃん「だってさあ、あれ、どうみても鬼だよ、鬼」

ウェボシー「う、う~む、どうしたものか…」




みさと「………………」ゴゴゴゴゴゴゴ…




ウェボシー「背中に鬼がッッ!」

フェっちゃん「ウェボシーしか範○刃牙読んでないから、そのネタわかんないよ~」


57 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 04:41:11.52 ID:mpFwqe+A0
フェっちゃん「よし、ここは二人で話しかけよう!」

ウェボシー「そ、そうだな、フェっちゃん!」

ウェボシー&フェっちゃん
「「せーの、」」

フェっちゃん「みさとー!」

フェっちゃん「って、ウェボシー言ってないじゃん!」

ウェボシー「あはは! フェっちゃん騙されてやんのー!」

フェっちゃん「もー!」


みさと「……………」ゴゴゴ…

みさと「………」

みさと「ウェボシー……フェっちゃん……」ウルウル

みさと「ふえぇぇぇぇぇん……」ポロポロ


58 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 04:45:58.99 ID:mpFwqe+A0
フェっちゃん「え!?」

ウェボシー「な!?」



クラスメイト達『!?』



みさと「ふえぇぇぇぇぇん……」ポロポロ

ウェボシー「と、とりあえず外に連れてくぞ!」

フェっちゃん「お、おっけ!」




59 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 04:55:40.54 ID:mpFwqe+A0
階段裏

ウェボシー「…一体どうしたみさと、らしくないじゃん」

みさと「うっ……うっ……」ポロポロ

フェっちゃん「そ、そだよ~。みさとはいっつも強くて堂々としてるじゃん!」

ウェボシー「とりあえず、何があったかあたしらに話してみ、な?」

みさと「……………うん」ズビビ

フェっちゃん(きたねえ)


~~~~~~~~~


ウェボシー「なるほど、その話が本当だとしたらその女、かなり出来るな…」

みさと「……………」


60 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 05:03:50.47 ID:mpFwqe+A0
ウェボシー(つまり簡単に言ってしまえば)

ウェボシー(朝っぱらから笹原と登校してきたその女に、ケンカで破れて)

ウェボシー(みさとは、女としても戦士としてもそいつに負けてしまったと思っているわけだ)

ウェボシー(これを解決するには……)

ウェボシー(あー! どーすればいいんだー!)

ウェボシー(ケンカそそのかしたのはあたしだし責任感感じるよ…)

フェっちゃん「こりゃーウェボシーのせいだねー」

ウェボシー「うぐっ」グサッ


62 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 05:11:40.96 ID:mpFwqe+A0
ウェボシー(ど、ど、どーすれば……)

コツコツ


笹原「済まない、立花みさとはこちらだろうか」


ウェボシー「ぬお!」

フェっちゃん「で、出たー!」

みさと「!」

みさと「な、何じにぎだのよ……!」ズビジジュルル

みさと「……づーか、こっぢみるな!」ブン!

笹原「おお、立花みさとよ、やはりここにいたか」ガン!


フェっちゃん(鉄バケツ痛そう……)


64 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 05:23:20.80 ID:mpFwqe+A0
笹原「先に弁明しておくが」クルッ

笹原「私と今朝のご婦人はほとんど関わりはない」

笹原「昨日、私の過失で彼女の帰宅手段を無くしてしまい、謝罪の意味を込めて自宅に泊めさせて頂いたまでだ」

みさと「………!」グスッ

フェっちゃん「ふぇー? じゃあ昨日の夕方、青春土手で絡み合ってたってゆーのは?」

笹原「見られていたのか…まあいい」

笹原「私が土手の上に待たせていたコジロウを避けようとして、土手を転げ落ち、その下に私がいた」

笹原「その結果が恐らく君が見たものだろう」


65 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 05:31:19.62 ID:mpFwqe+A0
笹原「その時に彼女の乗る自転車を壊してしまったというのが、先程言った過失だ」

笹原「故に、私とご婦人の間には何も関係はないと断言しておこう」

ウェボシー「な、なるほど…納得の行き過ぎる説明だ…!」ゴクリ

フェっちゃん「だってさ、みさと」

みさと「……………」

笹原「質問があったら何となり言うがいい。全て答えよう」

みさと「……………うるさい」

笹原「ん、今何と?」


みさと「うるさいっていってんのよ!」


67 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 05:42:14.03 ID:mpFwqe+A0
みさと「大体なんなの! あんたっていっつも偉そうに上から目線でさ!」

笹原「済まない」

みさと「私がさんざん注意してるっていうのに落とし物も、ボケーっとしてるのも治らないし!!」

ウェボシー「ちょ、ちょっとみさと……」

笹原「済まない」

みさと「あんたって昔からそうよね、私がどれだけ心配してるか知りもしない癖に!」

フェっちゃん「みさと!」

笹原「済まない」

みさと「さっきからあんた、済まない、しか言ってないじゃない、謝る気あんの!?」

ウェボシー「みさと! いい加減にしなよ! 笹原がどんな思いで…」

笹原「いや、いいのだ。今回の件は全て、私の不注意が招いたことだ…」


68 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 05:50:23.91 ID:mpFwqe+A0
笹原「済まない…」

みさと「もう済まないは聞き飽きたわよ! どっか行ってよ!」グスッ

笹原「ああ分かった、立花みさとよ。だがひとつだけ所望することがある…」

みさと「知らない! あんたの頼みなんて聞きたくない!」

笹原「聞いてくれ」

みさと「いや、絶対いや!」



笹原「聞け! みさと!」



みさと「!」ビクッ


フェっちゃん「ふぇっ!?」


69 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 05:55:29.89 ID:mpFwqe+A0


笹原「今夜8時に、青春土手の橋に来て欲しい」



笹原「ただそれだけだ」

みさと「………」

笹原「……では待っているぞ」

コツコツコツ…



フェっちゃん「………」

ウェボシー「………」

フェっちゃん「……ふぇー!」

ウェボシー「ビックリした……あんな真剣な笹原、初めて見たよ……」


みさと「…………」


71 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 06:06:37.64 ID:Y/MSigwK0
大工喫茶店

鈴羽(………どーしよう。暇潰しに喫茶店に入ってみたんだけど…)アセアセ

店員「お客様、ご注文はお決まりでしょうか?」

鈴羽(メニューが全然わからない!)

店員「あのー…お客様?」

鈴羽「あ、はい! えーと…」

鈴羽(こ、ここは考えるふりをして、隣の客の注文を真似よう!)

鈴羽(よし、ちょうど入ってきたあの二人組を真似るぞ…!)


ゆっこ「みおちゃん、先たのみなよ」

みお「え? うん、まぁいいけど」


72 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 06:11:44.24 ID:Y/MSigwK0


みお「ホワイトチョコレートモカフラペチーノのグランデで」





鈴羽「!?」





みお「あっ、あと追加で」

みお「キャラメルソースヘーゼルナッツシロップチョコレートチップエキストラホイップのエスプレッソショット一杯で」




鈴羽「!?!?」




75 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 06:19:54.05 ID:Y/MSigwK0
ゆっこ「死ね!!」ダッ

みお「ちょっとゆっこ!! どこ行くの!?」





鈴羽「」

お客様「お、お客様…? ご注文は…?」

鈴羽(こ、これが2010年の喫茶店…!)

鈴羽(あたしには……無理だ!)

鈴羽「あっ、やっぱりいいです……」

ウィーーーーン……


78 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 06:34:44.45 ID:Y/MSigwK0
時定駅

紅莉栖「はぁー…」

紅莉栖「昼間にあった失礼なバカ女のせいで、講演もgdgdだったわ…」ズーン…

紅莉栖「この前もハメ外しちゃって、ラボとメイクイーンに出禁食らったし……」

紅莉栖「はぁー…」

紅莉栖「最近、岡部に紅莉栖って呼んでもらってないなぁー…」

紅莉栖「つーか、圧倒的にザ・ゾンビが増えたなぁー…」

紅莉栖「………はぁ」ズーン…

ポンポン

紅莉栖「うん?」クルッ

鈴羽「また会ったね! 紅莉栖おば…、牧瀬紅莉栖!」

ブオン!

鈴羽「のわっ! あっぶな~い! 本の角は禁止!」アセアセ


79 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 06:44:19.78 ID:Y/MSigwK0
紅莉栖「むしゃくしゃしてたところだし丁度いいわ……貴女、私の実験台になりなさい」ククク…

鈴羽「ちょ、実験じゃなくて拷問でしょそれ!?」

鈴羽「拷問だけはマジ勘弁! かんべ~ん! 勘弁、勘弁、ちょ~かんべ~んだよ~!」

紅莉栖(なにコイツうぜえ)イラッ

鈴羽「まあまあ落ち着いてよ」

鈴羽「どうせアレでしょ? オカリンおじ…、岡部倫太郎との仲のことで悩んでるんでしょー?」

紅莉栖「なっ、なんでアンタがそれを……!」///

鈴羽「いいじゃん、そんな些細なこと!」

紅莉栖「ガチでこいつの頭、切開してやりたい…!」


80 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 06:50:32.20 ID:Y/MSigwK0
鈴羽「岡部倫太郎のことをよく知る私からアドバイス!」キラッ☆

紅莉栖「よく知るってアンタ、岡部とどういう…!」


鈴羽「岡部倫太郎はとにかく押しによわーい!! これに尽きるね!!」ドーン!!


鈴羽「そんじゃ、私はこれで! じゃーねー☆」ピューン


紅莉栖「行ってしまったわ…」

紅莉栖「結局なんだったんだろう、アイツ…」

紅莉栖「どこかで見たような覚えもあるんだけど…」

紅莉栖「……岡部倫太郎は押しに弱い、か」

紅莉栖「覚えておこう」メモメモ


81 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 07:01:53.89 ID:Y/MSigwK0
笹原の家 鈴羽の部屋

笹原「失礼、阿万音殿はおられるだろうか」

鈴羽「ほーい、いるよ、笹原幸治郎」ゴロゴロ

笹原「おられたか。実は折り入って相談が…」

鈴羽「相談? どーんとこい! わはは!」

笹原(なんか出会ったときとキャラが変貌していないか?)

笹原「うむ、実はな…」


~~~~~~~~~~~~~


笹原「…というわけなのだ」

鈴羽「なるほどね~あの子がね~」ニヤニヤ

笹原「お供願えるだろうか」

鈴羽「もちろんいいよ~、ヒマだったし」


82 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 07:10:08.79 ID:Y/MSigwK0
鈴羽「でもさ、いいの? 手加減できないかもよ」

笹原「まあそのときはそのときだ」

鈴羽「そんなものかなー」

鈴羽「で、もう出るの?」

笹原「うむ、コジロウの速度だと今出発してギリギリくらいだな」

鈴羽(やっぱり乗って行くんだ……)



鈴羽「おっけー、じゃあ出掛けよう!」


85 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 07:23:49.14 ID:Y/MSigwK0
夜 青春土手の傍の橋

テクテク

みさと「……………」

鈴羽「……おっ、時間には遅れなかったね」

みさと「!? なんであんたがここに!」

鈴羽「なんでもいいじゃん。 ……やっぱり笹原幸二郎に来てほしかったの?」ニヤリ

みさと「だっ、誰があんなやつなんか!」カーッ///

鈴羽「そうだろうねー。笹原幸二郎だってアンタなんか嫌いだと思うよ」

鈴羽「いじっぱりですぐ暴力振るうし、おまけに泣き虫だし」プフーッ

みさと「………何が言いたいわけ?」

鈴羽「要するにさ」



鈴羽「アンタと笹原幸二郎は釣り合わないから、叩きのめそうかなって思っただけだよ」





86 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 07:33:18.17 ID:Y/MSigwK0
みさと「……………」

鈴羽「ん? どしたの? 笹原幸二郎は諦めるの?」

みさと「…………なーんかさぁ」

鈴羽「何、立花みさと」

みさと「笹原とかあんたとか、色々と考えすぎてどーでも良くなって来ちゃった」

鈴羽「え、そ、それは困るなぁ」アセアセ

みさと「……どうしてあんたが困るのよ」

みさと「まあでも、何もかもどうでもよくなってきたらさー」

みさと「なんか腹立ってきちゃった」ニコ



87 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 07:39:32.42 ID:Y/MSigwK0
みさと「笹原が何かするたびに怒ったり」

みさと「あんたに負けたことをずるずる引きずったり」

みさと「ウェボシーとかフェっちゃんに謝ろうと思っても謝れなかったりする、自分にさ」

みさと「そうして腹が立ったあとは」





みさと「純粋に、あんたをぶちのめしたくなった」

  ガチャン ガチャン





鈴羽「………へ?」


89 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 07:49:52.74 ID:Y/MSigwK0
鈴羽「ちょ、ちょっとタンマ!」

鈴羽「16連装ポッドは人に使う物じゃないし、対空ミサイルをそもそも地上に向けてどーするのさ!?」ガクブル

鈴羽「ほらっ、あたしはもっとこう、青春ドラマの一ページのような殴りあいを期待してたんだよ! 立花みさとのために木刀まで用意してきたのにー!」ガクガクブルブル

鈴羽「ねぇー、ちょっとぉー聞いてるー?」


みさと「……ええ、聞いてるわよ。でもね、全部聞いた上で………!」





みさと「死ねええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

鈴羽「\(^o^)/」



90 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 07:57:38.96 ID:Y/MSigwK0
笹原(立花みさとは阿万音殿に負けたことを気にしているらしい)

笹原(だから阿万音殿には『立花みさとに勝負をけしかけて、負けてやって欲しい』と頼んだのだが…)

笹原(上手くやってくれただろうか…)

笹原「よし、コジロウよ、ご苦労であった。ここで待っていろよ」

コジロウ「メェー」

スタスタ




笹原「……なんだこれは」



91 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 08:08:16.75 ID:Y/MSigwK0
笹原「一体ここで、何が行われたのか…」

みさと「ちょっと笹原! 人を待たせるなんていい度胸してるわね!」

笹原「! 立花みさと! ……阿万音殿を知らないか?」

笹原(立花みさとは普通に戻った見える……)

みさと「そのあまねってのが誰かは知らないけど、ちょっと邪魔なゴミがあったから片付けて置いたわよ、フン!」

笹原「そ、そうか…」

笹原(なにがなんだかわからない……が、これだけは言える……)



笹原「散ったのだな……!」ビシッ

みさと「? なんで川に向かって敬礼してんのよ」



94 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 08:20:57.31 ID:Y/MSigwK0
クイクイッ

笹原「ん?」

みさと「さ、笹原、ちょっと歩かない…?」

笹原「私とか?」

みさと「ああ、あああんた以外に、だ、誰が居るってのよ!」カーッ///

笹原「ふむ、いいだろう」

みさと「分かったなら、さ、さっさと行くわよ!」///

笹原「ああ、だが少し探し人がだな…」

みさと「いいの! さっさと行くの!」///


95 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 08:29:12.21 ID:Y/MSigwK0
テクテク
テクテク

笹原「…この度はすまなかったな」

みさと「んー? 何のこと?」

笹原「私のせいで、誤解をさせてしまったことだ」

みさと「そっ、それは…わ、わたしも悪かったわよ…」

みさと「わたしがはやとちりして、あんたやウェボシーやフェっちゃん、それにクラスのみんなに心配とか迷惑、かけちゃったんだから」

笹原「ふふ、今夜は珍しく素直だな」

笹原「頭上に輝く満月のせいかな」

みさと「ばっ、ばかじゃないの!? …わたしだって悪いと思ったら謝るわよ…」


97 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 08:37:40.58 ID:Y/MSigwK0
みさと「………」

みさと「……中学まではさ、お互いに同じ道場に通ってたから、いつもこんな風に一緒に歩いてさ」

みさと「今みたいに月や夕日を見ながら帰ってたよね…」

笹原「ああ、懐かしいな」

みさと「あのときは長野原さんも一緒にいたけど……」

みさと「ささ、笹原の一番近くにいいいた時じゃなかったかな…」///

みさと「うん……」

みさと「高校にあがって、あんたが道場を辞めて演劇部に入ってから、全然話さなくなったよね…」

笹原「そうか? かなり話すような気がするが…」

みさと「そ、そそ、それは…」///

みさと「あんたと話すきっかけが欲しいから、無理やり突っかかっていってただけだと思う…」


98 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 08:44:06.48 ID:Y/MSigwK0
みさと「あたしは、そんな自分が嫌い……」

笹原「ふむ……私は好きだがな」

みさと「うえええぇええ、えあああ、!?」///

笹原「お前はどうなのだ、私のことは……嫌いか?」

みさと「あんたなんか大っ嫌いよ!!」

みさと「大っ嫌いだけど………」

みさと「…………」////

みさと「嫌いじゃ…………ない」

笹原「ふむ……………」







笹原「深いな」


99 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 08:50:33.73 ID:Y/MSigwK0
鈴羽「あの二人、いちゃいちゃしちゃって……」

鈴羽「…………」

鈴羽「あーあ、帰ろ帰ろ」

鈴羽「あたしは損しっぱなしだよねー」

鈴羽「オカリンおじさんに誉めて貰えたりなんかするわけもなし……」

鈴羽「…………カチン」

鈴羽「なんか、すっごい腹立ってきた…!!」

鈴羽「くっそー立花みさとめ!」

鈴羽「いつかぶっ飛ばす!!」


100 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 08:57:58.96 ID:Y/MSigwK0
ウェボシー「何が何やら分からないけど、ハッピーエンドに落ち着いたみたいだな」

フェっちゃん「そうだねー、これはみさとになんかおごってもらわなきゃだねー」

ウェボシー「そうだなー…」

フェっちゃん「…………」

フェっちゃん「ウェボシーはあのモヒカン君に告白しないの?」

ウェボシー「んー…まあとりあえず、今のつるっぱげのままじゃ駄目だな」

フェっちゃん「そうかーそれはだいぶ先だなー」

ウェボシー「ははは、そだね」


101 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 09:07:08.66 ID:Y/MSigwK0
翌朝 笹原の家

鈴羽「……――さてと、MTBも直ったことだし、あたしは帰るよ」

笹原「随分と楽しかった。家族も阿万音殿のことを気に入ったみたいだし、また遊びに来てくれ」

鈴羽「オーキードーキー。あ、でも未来人だから難しいかもよ」

笹原「ぬかしおる」ドッ

鈴羽「はいはい、もう笑ってくれていいよ」

鈴羽「……それじゃね、バイバーイ♪」




みさと「って、ちょっと待った!」



103 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 09:14:59.25 ID:Y/MSigwK0
鈴羽「お、立花みさとじゃん。最後にもう一戦、やるかーコノ!」シュッシュッ

みさと「し、しないわよ!」

みさと「ただ、笹原からあんたが今日帰るって聞いたから……」

鈴羽「あ、じゃあ見送りに来てくれたわけだ!」

みさと「別にそんなんじゃ…」

鈴羽「あはは、最後まで素直じゃないねー」

鈴羽「それじゃ、バイバイ。立花みさと、笹原幸治郎」






鈴羽「………立花みさと、君っていい奴だね」

みさと「そんなんじゃないんだから」!




終わり


105 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 09:33:15.63 ID:Y/MSigwK0
おまけ

東雲研究所

鈴羽「さてと、本当の目的を果たしてから帰らないとねー」

コンコン

鈴羽「おーい、はかせ、いるー?」

ガララ

なの「はーい。 …うちになんのご用事でしょう」

鈴羽「お、東雲なのじゃん」

なの「? お知り合い…でしたっけ」

鈴羽「いないならいいんだけどねー……よいっしょ! はいこれ」

なの「これは…金庫?」


108 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 09:38:43.70 ID:Y/MSigwK0
鈴羽「うん、これにね、えっとーみなかみまい、からもらったサメの絵を入れて欲しいんだ」

なの「はあ、確かにうちに水上さんから頂いた絵はありますけど……どうしてそれを?」

鈴羽「ま、いいじゃん。そのうち分かるよ」

なの「???」

鈴羽「あ、絵を入れるのは今日じゃなきゃダメだよ! 明日は特に気をつけて!」

なの「は、はーい…?」



鈴羽「これで任務完了、っと」





109 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 09:44:40.55 ID:Y/MSigwK0
未来ガジェット研究所

ガチャ

鈴羽「おーっす、岡部倫太郎」

岡部「おお、鈴羽ではないか。今帰ったのか」

鈴羽「うん、何時間も漕ぎっぱなしで、汗でベトベトだよー。シャワー借りるねー」

岡部「ああ…」

ガチャ

シャーーーーーー……

岡部「まるでラボを我が家のように使っているな」

岡部「しまった! そういえば、今日は……!」


110 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 09:51:30.21 ID:Y/MSigwK0
ガチャ

紅莉栖「ハロー、岡部。先にホテルに戻ってもよかったんだけど、使う荷物を置きにラボに来たわ」

岡部「あ、ああご苦労であった、助手よ。講演はさぞかし偉そうなものだっんだろうな」

紅莉栖「偉そう言うな! …どちらかというと、失敗かも。変な奴に街で絡まれてね…って、誰かいるの?」

岡部「あ、ああ、まゆりがシャワーを使っているのだ、ははは、アイツは汗かきだからなー」

紅莉栖「…………」ビビビ

紅莉栖「………怪しい」

岡部「そんなことはないぞ!」

ガチャ

岡部「!!」


111 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 09:55:58.07 ID:Y/MSigwK0
鈴羽「岡部倫太郎、シャワー貸してくれてありがとうって、牧瀬紅莉栖じゃん。おかえりー」

紅莉栖「な………」

岡部「いや、違うんだ紅莉栖。誤解だ」

紅莉栖「な………!」

岡部「もうどうにでもなーれ」




紅莉栖「なんでこいつがここにいるのよおおおおおおおお!!!!」




ほんとの終わり


112 : ◆XSFF48I6qU 2011/09/23(金) 10:00:05.42 ID:Y/MSigwK0
頑張った割りにあんまりスレ伸びなくて残念……もっと鍛えて、腕を上げよう

キャラ崩壊がへぁんぱない