1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:17:38.85 ID:tE3C6Ce70
キィィィンッ!!
岡部「(リーディングシュタイナーが発動した…? くっ、頭痛が…)」

??「じゃあ、オカリン。今度はこっち持ってねー」

岡部「(この声は…まゆりか? どうやらコス作りを手伝わされているらしいが…)」

まゆり「よーし、完☆成なのです」

ダル「相変わらず手際が良すぎるだろjk」

岡部「(徐々に視界も戻りつつある…どうやらラボの中らしいな)」

まゆり「ふふっ、どうやら勝負はまゆしぃの勝ちなのです」

ダル「こっちも完成したお」

??「タッチ差だったけどね」

岡部「(…ん? 何か違和感が)」


3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:20:16.84 ID:tE3C6Ce70
ダル「とはいえ、これで動くかどうかわからないけども」

??「まぁ後は岡部がやってくれるでしょ?」

岡部「(紅莉栖の声が若い…というか幼い気が…)」

岡部「(視界が戻ったぞ…ラボの中にはまゆり、ダル、そして紅莉s)」

紅莉栖「どうしたの? 岡部」

岡部「き、貴様一体何者だ!?」

三人『え?』


4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:23:03.71 ID:tE3C6Ce70
ダル「ちょwオカリン、本気で言ってるんですかそうですか」

まゆり「オカリン…いつも変だけど、何者はないよ~」

紅莉栖「今度は記憶喪失ネタか? 無茶しやがって」

岡部「確認をするが…牧瀬紅莉栖、だよな?」

紅莉栖「それ以外の誰に見える?」

岡部「(若……いや、幼い!?)」

岡部「(どう見ても10歳前後にしか見えん…ダルが引き連れて歩いていたら通報されるレベルだ)」

ダル「オカリン。何か失礼なこと考えてないかお?」

岡部「(だが、どことなく紅莉栖の面影がある…やはり本人なんだろうか)」


6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:26:22.77 ID:tE3C6Ce70
まゆり「もう、紅莉栖ちゃんだよ~、ね~」

岡部「(まゆり…子供をあやしている保母さんのようだ…)」

岡部「(俺以外はこの状況を受け入れている…つまりこの世界では紅莉栖は10歳前後で日本に来た、ということか…)」

岡部「フゥーハッハッハ!! 良いだろう。今日からお前の呼び名は助手、改めロリスティーナだ!!」

紅莉栖「誰がロリスティーナか!」(ゲシッ!
岡部「ぐぼぁっ(む、向こう脛を思いっきり蹴られた…)」

紅莉栖「はぁ…はぁ…まったく、岡部は訳の分からんことを…」

ダル「まぁオカリンだし。てかオカリン悶絶してるお」

まゆり「オカリン…小さい子を苛めるのはよくないのです」

紅莉栖「ったく、このHENTAI!!」

岡部「(しかし、何故こんなことになった……リーディングシュタイナーが発動する直前、何があった…?)」


7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:30:28.68 ID:tE3C6Ce70
ダル「オカリンオカリン。僕もDメール送ってもいいかお?」

岡部「何をするつもりだ、マイフェイバリットライトアーム、ダルよ」

ダル「ちょっと実験するだけだってオカリンw」

岡部「まぁいい。送る文面を見せるのだ。そこで判断する」

ダル「おーきーどーきー」

牧瀬氏は幼女
10歳前後で
米国から来日

オカリン「これは…」

ダル「流石にマズイかお?」

オカリン「(どの世界線でも紅莉栖は17歳で来日している。この結果に繋がるとは思えん…)まぁいいだろう」

ダル「流石オカリン! そこに痺れる! 憧れるぅ!!」


10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:33:08.52 ID:tE3C6Ce70
オカリン「宛先は何処だ?」

ダル「牧瀬氏の携帯だお。冗談だと流してくれると思われ」

オカリン「お前がやると冗談には見えないな…よし、電話レンジ(仮)放電現象確認」

ダル「オカリンヒドスw あ、あとこれオカリンのアドレスから送るから」ポチッ

オカリン「待てダル! それはあらぬ誤解を…!!」

岡部「(思い出した…ダルがふざけ半分で送ったDメールが原因か…)」


11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:36:06.60 ID:tE3C6Ce70
現在
ダル「何?オカリン…じっと僕の方を見て……はっ、まさか」

岡部「……か」

ダル「やらないお!(キリッ」

岡部「貴様の仕業かダルウゥゥゥゥッ!!」(ガタガタッ!

ダル「ひっ、何だお!!」

紅莉栖「……ちぇっ」

まゆり「紅莉栖ちゃん? どうしたの?」

紅莉栖「え? 何でもないわ…(岡部と橋田の絡みが…妄想乙)」


13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:39:05.28 ID:tE3C6Ce70
PPPPP…
まゆり「はーい、まゆしぃです……あ、フェリスちゃん。トゥットゥルー♪」

フェイリス「まゆしぃ、まゆしぃ。ちょっとお願いがあるのニャ」

まゆり「お願い? どうしたの?」

フェイリス「今日のメイクイーンニャン×2のアルバイト、入れるかにゃ?」

まゆり「何かあったの?」

フェイリス「ニャー。実は今日のシフトで入ってた娘が急用で来られなくなったのニャ…他の娘にも声をかけてるけど中々そろわなくて」

まゆり「そっか…じゃあまゆしぃも協力するのです」

フェイリス「ありがとう、まゆしぃ! 助かったニャン」

まゆり「ううん。フェリスちゃんのためだもん。これくらいお安い御用なのです」


14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:42:06.21 ID:tE3C6Ce70
フェイリス「じゃあ準備が出来たらメイクイーンまで来てほしいニャン。よろしくニャンニャン

まゆり「はーいニャンニャン」P!

まゆり「オカリンオカリン。まゆしぃはアルバイトに行かなくちゃならなくなったのです」

岡部「ああ…(しかし、どうしてこうなった…)」

まゆり「そうだ! 紅莉栖ちゃんも一緒に行こうよ」

紅莉栖「えっ!?」

まゆり「今アルバイトの娘が足りないんだ…だから紅莉栖ちゃんにもお手伝いしてほしいのです」

紅莉栖「だって私はまだ…」

ダル「ネコ耳幼女キター!!」

紅莉栖「ウェイトレスはちょっと…」

まゆり「大丈夫だよ。ちょっとキッチンでお手伝いしてくれればいいから」

紅莉栖「そういうことなら…」


16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:45:31.63 ID:tE3C6Ce70
メイクイーンニャン×2

紅莉栖「そう思っていた頃が私にもありました…」

ダル「ヤバイ! 本物のネコ耳幼女ktkr!! これで勝つる!!」

まゆり「紅莉栖ちゃん、これ4番テーブルさんにー」

紅莉栖「くっ…(こうなったら最後までやるしか」

紅莉栖「(4番テーブルはここね…)お待たせ致しましたご主人s」

岡部「中々似合っているではないか。ロリスティーナよ」

紅莉栖「ちょ…なんであんたがここにいるのよ!」

岡部「なに、助手の働きぶりを見に来たのだ。粗忽者であるお前のことだ。何かミスがあったら連れてきたまゆりの責任になってしまうからな」

紅莉栖「誰が粗忽者か誰が」

岡部「そういったところがだ。ちなみに今、俺の立場は客(ご主人様)だぞ。マニュアル通りの対応をしてくれよ」


17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:48:03.50 ID:tE3C6Ce70
紅莉栖「(海馬に電極ぶっ刺したい…)お待たせいたしました、ご主人様。アイスコーヒーだニャン」

岡部「うむ。流石は我が助手よ。初めてとはいえ様になっているではないか」

紅莉栖「そう…かしら?」

岡部「この調子で働くのだぞ、ロリスティ・ニャンニャン」(なでなで

紅莉栖「頭を撫でるな!(岡部になでなでされた…今日はなんていい日なんだろう」

岡部「(仮説に過ぎないが…仮に、紅莉栖が7年以上、同じアドレスで携帯電話を使っていたのなら…このメールアドレスに送ったメールを7年前に受け取れる)」

岡部「(だが、本当に10歳で飛び級までして日本に来る結果に繋がるのだろうか…?)」


19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:52:11.30 ID:tE3C6Ce70
岡部「ロリスティーナよ。一つ確認を取りたい」

紅莉栖「ロリスティーナではないと言っとろうが! で、何?」

岡部「お前、携帯電話は持っているか?」

紅莉栖「あるけど……父さんのお下がりなの」

岡部「(ドクター中鉢の、か…つまりあのメールを受け取ったのはドクター中鉢の可能性もある)」

紅莉栖「ねぇ、それがどうしたの?」

岡部「いや、特に意味はない(中鉢が真に受けて飛び級させた? いや、奴はそこまで打っ飛んではいないはずだ)」

客「すいませーん」

紅莉栖「はーい、ただいまー…また後でね、岡部」(パタパタ

岡部「(ぱたぱたと忙しなく走る紅莉栖を客の一部が目で追っているな……あ、コケた)」


20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:55:05.79 ID:tE3C6Ce70
フェイリス「クーニャン、ありがとうだニャン」

紅莉栖「こちらこそありがとうございました。貴重な体験をさせていただきました」

フェイリス「クーニャン…とっても良い娘だニャン。もうちょっと大人になったらウチの専属メイドさんにならないかニャ?」

紅莉栖「か、考えておきます…」(タジッ

フェイリス「キョーマも、ありがとうニャン」

岡部「何故俺に感謝を?」

フェイリス「人手不足だったとはいえ、こんな小さい子を働かせてしまったニャン…日本での保護者がキョーマとはいえ、快諾してくれたお蔭で助かったのニャ」

岡部「まゆりが勝手に連れて行っただけだが…(この世界での俺は紅莉栖の保護者代わり的なポジションなのか)」

フェイリス「ニャニャ? でもまゆしぃは『オカリンもOKしてくれたから大丈夫なのです』と言ってたからてっきり…」


23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 17:58:13.71 ID:tE3C6Ce70
岡部「まゆりの不思議な言動は稀によくある。気にするな」

フェイリス「それはいつものことということだニャ…クーニャン、こっち来て欲しいニャン」

紅莉栖「何ですか?」

フェイリス「今日のアルバイト代だニャ。少ないけど、何かに使ってほしいニャン」

紅莉栖「え、そんな、悪いですよ…私、皆さんみたいにホールでお仕事できなかったし(ゴニョゴニョ」

フェイリス「いいからいいから。じゃあキョーマ、クーニャンのエスコートよろしくニャン」

岡部・紅莉栖『え、エスコート!?』

フェイリス「そーだニャン。まゆしぃもダルにゃんも帰ったニャン。フェイリスはこれから閉店の片づけもあるから一緒には行けないニャン。だからキョーマ、クーニャンのことをよろしくニャン」

紅莉栖「だからってエスコートというのは…ほら、岡部あんたも何か言いなさいって」

岡部「……フゥーハッハッハ! そういうことなら任せておけ、フェイリス。この狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真に不可能はない!!」

フェイリス「お姫様を守り通すのも男の役目ニャ。それじゃ行ってらっしゃいませ、お嬢様」


24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:01:15.50 ID:tE3C6Ce70
紅莉栖「あ、ありがとうございました」

岡部「では、さらばだ。フェイリス!」

カランコロン。

紅莉栖「……」

岡部「顔がニヤ付いているぞ、ロリスティーナ」

紅莉栖「ロリスティーナじゃないとあれほど…!」

岡部「何か良いことでもあったか?」


27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:04:04.79 ID:tE3C6Ce70
紅莉栖「初めてだったの…お店で働いたの」

岡部「なに?」

紅莉栖「向こうでも大学生の大半はアルバイトとかやってたけど、私こんな年齢だからアルバイト…ううん、働いたこともなかった」

岡部「そうだな」

紅莉栖「成り行きとはいえ、今日はアルバイトができた。生まれて初めて、働いて。大変だったけど、楽しかった」

岡部「そうか…」

紅莉栖「お客さんと話をして。ちょっと失敗したけど、怒らないで笑って許してくれた」

岡部「(盛大にトレイから料理を引っくり返しして涙目になった紅莉栖を責められる人間は早々居ないと思うが)」

紅莉栖「今、日本に来て良かったって思ってる」

岡部「満足したか?」

紅莉栖「とても」

岡部「よく頑張ったな、ロリスティーナよ」(ナデナデ

紅莉栖「だからロリスティーナは禁止だと!(またナデナデされた…」


28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:07:08.16 ID:tE3C6Ce70
岡部「で、どうするのだ助手よ。このままホテルまで帰るのか?」

紅莉栖「それでもいいけど…岡部、どこか食事にでも行かない?」

岡部「そうだな、サンボでも行くか」

サンボ店内
岡部「紅ショウガくらいは食べないと大きくなれんぞ」

紅莉栖「うるさい、食べれない物は食べれんのだ!」

岡部「(ちまちまと紅ショウガを除けて食べている紅莉栖が何処か微笑ましい)」

紅莉栖「何をニヤニヤしてるんだ、お前は! こっちみんな!!」

岡部「向かい合って座っているのだからそちらを向くのは必然ではないか。何を言っているのだ貴様は」

紅莉栖「うるさいうるさいうるさい!」

岡部「(真っ赤になって怒るのも…飛び級したとはいえ、まだ子供だな)」


30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:10:06.67 ID:tE3C6Ce70
紅莉栖「お勘定、私が払うから」

岡部「待て助手よ。少女に奢ってもらうなど、この鳳凰院凶真のプライドが…」

チーン

紅莉栖「ごちそうさまでした」

岡部「(女将さんの目線が痛い…)」

紅莉栖「勘違いするなよ、別にアンタに感謝の気持ちがあるわけじゃないんだからね! アルバイト代で誰かに御馳走してみたかっただけなんだから!!」

岡部「(それにしてもこの助手、ノリノリである)」

ホテル前
紅莉栖「今日はありがとう」

岡部「気にするな。お前はラボメンなのだからな、気遣いなど無用だ」

紅莉栖「そうだったわね。それじゃ、また明日」

岡部「ああ」


32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:13:11.26 ID:tE3C6Ce70
ラボ
岡部「(しかし、このままでいいのだろうか…)」

岡部「(紅莉栖が幼くなった所で、世界線への影響は少ない。タイムリープマシンも作られているわけだが)」

岡部「(ダルの送ったDメールを消去できれば、おそらく元には戻るはず…)」

岡部「(しかし、あの紅莉栖の可愛さは異常)」

岡部「い、いかん…これは機関の精神攻撃だ…!」

ダル「まーた始まったし…オカリン、その設定どうにかならんの?」

岡部「(全ての元凶が…肉々しい奴め…)」

ダル「雨降ってきたお…これは本降りになるだろjk」

岡部「むっ…今日はラボで泊まるか」

ダル「雷も鳴りだしたお…まゆ氏も牧瀬氏も早く帰して正解だっただろ」

岡部「ああ…」


34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:16:07.45 ID:tE3C6Ce70
PPPP!
岡部「電話か…助手から?」P!

岡部「どうした、助手よ?」

紅莉栖「あ…岡部…」

岡部「何だ? 何故泣きそうな声をしている?」

紅莉栖「別に泣きそうになって…ひゃぅっ!」

岡部「おい! 何があった!?」

紅莉栖「べ、別に何も…うぅ…」

岡部「(くっ、意地っ張りな奴め…)何処にいる?」

紅莉栖「ホテル…ぐずっ…」

岡部「別れたホテルだな、そこで待っていろ。すぐに向かう!」P!

ダル「どしたん?オカリン」

岡部「悪いが傘を借りるぞ、急用ができた!」


36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:19:29.91 ID:tE3C6Ce70
ホテル
岡部「紅莉栖の部屋はここか…」(ドンドン
紅莉栖「どちら様ですか?」
岡部「俺だ!狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院ky」(バーンッ!

紅莉栖「おかべぇ…!」

岡部「痛つつ…勢いよくドアを開くな!」

紅莉栖「あ、ごめんなさい…」

岡部「で。何があった!? 電話までしてきたんだ、何もなかったでは済まさんぞ」

紅莉栖「え、っと、実は…」


紅莉栖の部屋
岡部「はっはっはっはー!」

紅莉栖「わ、笑うなー!」(ゲシッ!

岡部「いや、驚いたぞ…天才少女ともあろうお前が、雷が苦手とは…くっくっく…!」

紅莉栖「笑うなー! あと誰にも言うな! 絶対だからな!!」

岡部「分かった分かった」

紅莉栖「本当だろうな…(ピカッ)…ひゃっ!」


39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:22:59.86 ID:tE3C6Ce70
岡部「(紅莉栖が震えながら抱きついてきた…だと…)」

紅莉栖「岡部、その、お願いがあるんだけど」

岡部「何だ?」

紅莉栖「この雨が止むまで、ここで居て」

岡部「……(涙目で縋り付く紅莉栖が俺を見上げている)」

岡部「分かった。ただし雨が止んだら早々に帰るぞ、俺も研究で忙しいのだ」

紅莉栖「うん」

紅莉栖「(思わず部屋まで呼んだけど、これって岡部と二人っきりってことよね…?)」

紅莉栖「(このまま岡部に襲われたら…でもこの国だと犯罪で捕まることになるからいくら岡部でも…)」

紅莉栖「(今日はメイド喫茶で動き回ったから汗臭いし、まだシャワーも浴びてないし…嫌な奴って思われないかな?)」

紅莉栖「ねぇ、岡部」

岡部「………」

紅莉栖「岡部?」

岡部「zzz…」


42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:27:40.96 ID:tE3C6Ce70
紅莉栖「寝た…だと…(さっさと帰るんじゃなかったのか?まったく…)」

紅莉栖「雨も止んでるけど、岡部は疲れて眠ったから。約束は反故されたも同然ね」

紅莉栖「ふぁ…私も寝ようかな…お休み、岡部」

翌日
岡部「い、今起こった事をありのまま話すぜ…俺は何故かホテルのベッドの上で眠っていて隣には紅莉栖が寝息を立てていた。
岡部「何を言っているのか分からないと思うが、俺も何があったか分からなかった…バタフライエフェクトとか、そんなチャチなモンじゃねぇ…もっと恐ろしい何かの片鱗を…」

紅莉栖「すぅ…」

岡部「冷静に考えて、だ。一晩居たんだこのまま居てもいいが…まずはサプライズでも…」

紅莉栖「…ん…朝…?」

岡部「(予想よりも早かったな)起きたか、助手よ。今日も良い一日になりそうだな」

紅莉栖「―――!」
END